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森川(1972)はルッペルト・シャファー(RuppertandSchaffer)による定義から,社会地理学を「人間集団および人間社会の基本的生存機能一養育・居住・労働・生計・教育・休養一の空間的組織形態や空間形成過程を研究する科学」と定義し,社会地理学において居住に関する研究,すなわちハウジング研究が重要な位置を占めることを示している。
具体的なハウジングに関する社会地理学的研究では,シャファー(Schaffer;1968b)による都市周辺部の大規模団地における社会階層別のセグリゲーションを明らかにした事例が山本(1981)により紹介されている。また,ヤシュケ(Jaschke;1973)はハンブルク大都市域のラインベック市を事例とした社会空間の区分において,次の11個の建物類型を,職業のメルクマールにより範畷化した6個の階層に対応させたが,これはレックスによる住宅階級に似た区分である。
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ヤシュケは建物類型と職業階層との相関関係を分析した結果,特定の建物類型と職業階層との間にさまざまな形で密接に関連があることが明らかにし,「人口・社会・経済.および集落組織などの典型的な構造メルクマールを組み合わせることによって,ラインベックの町について構造的な空間類型による社会空間の区分を行うことができた」(マイヤーほか;1982)と述べている。